キャンプ料理に欠かせない調味料のひとつが「バター」です。いつもの料理にバターの風味やコクをプラスするだけで、簡単に本格的な味に仕上がります。しかし、バターは溶けやすいので、キャンプでの持ち運びや保管には工夫が必要です。
本記事では、キャンプでバターを上手に使うための保存方法やレシピ、バターの代替品などを紹介します。
目次
キャンプにバターを持って行こう

「バター」は料理に風味とコクを加える万能な食材です。パンに塗るだけでなく、炒め物や焼き物、スープなどにちょい足しすれば、いつもの料理がよりリッチに仕上がります。
キャンプでは持って行ける調味料が限られますが、バターがあればキャンプ飯の幅が大きく広がります。炭火で焼いた食材に乗せるだけでも大満足の一品に。私もキャンプに行く際は必ずバターを持って行きます。塩や胡椒などの基本的な調味料以外に何を持って行くか迷ったら、ぜひバターを選んでみてください。
バターはキャンプ飯でも大活躍
バターは炭火や焚き火を使うキャンプでは大活躍します。バター自体が大好きなので食材や料理に乗せるだけなことが多いですが、凝った料理ができない私でも十分に満足することができます。
以下のような使い方など、いろいろな組み合わせを試してみてください。
バター醤油ごはん

メスティンで炊いたホカホカのご飯にバターと醤油を少し加えるだけでも大満足。地元で採れた貝などを加えて炊き込みご飯にすれば、より美味しくいただけます。
貝のバター焼き

ホタテやホッキ貝を貝殻にのせて焼き、醤油を垂らしてバターを乗せればお酒が止まらなくなります。スキレット、クッカー、フライパンなどであさりバターにすれば、スープまでしっかり楽しめます。
ホイル焼き

バターを使うキャンプ飯の定番。きのこ、魚、肉などの好きな素材にバターを加え、アルミホイルで包んで焼くだけ。私は牡蠣やニンニクのバターホイル焼きが好きです。
キノコバター

バターはエリンギ、エノキなどのキノコにもよく合います。大きめの椎茸を逆さにして焼き、バターを乗せて醤油を垂ら酢だけで贅沢な一品に仕上がります。
コーンバター

スキレットでコーンを炒めてバターと醤油や塩胡椒でいただくのもキャンプの定番。コーン以外に好きな野菜やベーコンなどを加えるのもおすすめ。私はコンビーフを足すのが大好きです。
トースト/ホットサンド
炭火&網の上でパンを焼けるのもキャンプの楽しみの一つ。家庭のトーストとはまた違った美味しさがあります。ホットサンドメーカーにバターを塗って焼けば、香ばしいバターの香りを楽しめます。
焼き芋
アルミホイルに包んだサツマイモを焚き火で焼き芋にするのもキャンプの定番ですが、バターを乗せればより美味しくいただけます。赤ワインと一緒にいただくのが大好きです。
バターの持ち運びで気をつけること
「バター」は温度の変化に弱く、気温が高い季節にはすぐに溶けてしまいます。溶けたバターが他の食材に移ってしまったり、容器の中で液漏れすることで、衛生面でのリスクも伴います。
また、におい移りもしやすいため、しっかりとした密閉対策が求められます。安全で快適に使用するためにも、持ち運び方法には十分な工夫が必要です。
バターを溶かさずに持ち運ぶコツ
「バター」を安全にキャンプへ持っていくためには、以下の工夫が有効です。
小分けにする
使用する分だけをラップやアルミホイルなどで包み、小型の密閉容器に入れておくと取り出しやすく衛生的です。
少量ずつ銀紙などで個包装されたバターや、小さなカップに入ったポーションバターなどを使えば、小分けにする手間も省けます。
市販のバターカッターを使うと、大きいバターを小分けにするのも簡単です。
小分けにしたバターを冷凍する
小分けにしたバターをジップロックなどのフリーザーバッグやタッパーなどの密閉容器に入れて冷凍します。小分けにしたバターをアルミホイルで包んでからフリーザーバッグやタッパーに入れれば、冷凍焼けを防ぎ、長期間でも風味や香りをしっかり保つことができます。
冷凍時のフリーザーバッグやタッパーをそのままキャンプに持っていけるよう量を調整しておくと、キャンプ当日の準備も簡単になります。

密閉容器に入れて、保冷剤と一緒にクーラーボックスへ
キャンプにバターを持って行く際は、フリーザーバッグやタッパーなどの密閉容器に入れ、保冷剤を入れたクーラーボックスや保冷バッグで持ち運びましょう。
溶けたバターが他の食材や荷物に染みるとベタついて最悪です。しっかり密閉できるフリーザーバッグやタッパーを選んでください。
バターの代用食材
キャンプでは気温や保冷環境によってバターが溶けやすく、扱いにくいこともあります。そんなときに便利なのが、チューブバターやギーといった代用品です。どちらも保存性や使い勝手に優れており、バターの代わりとして活躍します。
チューブバター
一見「バター」と書かれていますが、厳密にはバターではありません。
チューブタイプの商品は多くの場合、「乳等を主要原料とする食品」という分類に入り、バター風味スプレッドと呼ばれる加工食品にあたります。これは、バターに植物油脂や乳化剤などを加えて柔らかくしたもので、法律上は「バター」とは異なる扱いになります。
ただしこの加工によって、冷蔵庫から出してすぐ使える柔らかさや、溶けにくさといったメリットが生まれています。純粋なバターに比べてコクや香りはやや控えめですが、キャンプでは扱いやすく、パンに塗ったりホイル焼きに使ったりといった用途にぴったりです。
ギー(Ghee)
「ギー」は、無塩バターを加熱して水分と乳固形分を取り除いた純粋な乳脂肪です。バターよりも保存性が高く、常温でも保存できるため、キャンプに最適な食材といえます。
- 保存性が高い:
常温での保存が可能で、特に夏場に重宝します。 - 高温調理に強い:
発煙点が高く、炒め物や焼き物でも焦げにくい特性があります。 - 風味が豊か:
ナッツのような香ばしい風味が特徴で、料理に深みを与えます。
サラダ油やバターの代用として使うことができ、キャンプ料理をより本格的な味わいに仕上げることが可能です。市販のギーも手軽に入手できますし、自宅でバターを加熱して自作することも可能です。
「ギー」については以下の記事もご覧ください。
バターの進化系「ギー」をキャンプに持っていこう:保存性・風味・使い勝手で選ぶ理由
まとめ
キャンプにおいて、「バター」は風味やコクを加える便利な調味料です。ただし、気温の変化に弱いため、持ち運びには冷凍や密閉容器の活用といった対策が欠かせません。より保存性を重視するなら、「ギー」を代用するのもひとつの手段です。調理方法に工夫を加えることで、キャンプごはんがさらに美味しく楽しいものになります。